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昨日は朝早くから車に乗り込みドライブ気分で未だ観に行っていなかった豊田市美術館へと一路高速道路を疾走!!
良く走る車は運転していても気持の良いもので約2時間半で到着

先月末に酒田市で訪れた土門記念館の作者と同じ谷口氏の作品である豊田市美術館・・・観に来る機会がなく今日に至りましたが、是非とも観る価値のある建築です。駐車場からなだらかな坂を上ると姿を現す清閑で端正なガラスとアルミとスレートで構成された建物

1階がエントランスで上段の部分は庭園と水盤で構成されており広々とした空間がレストランから外部展示場へと繋がっている。

谷口さん独特の、先ず白い壁で止めてから回り込むエントランス・・・この壁がアイポイントとしてデザイン的にも効いている。
現在開催中の『石上純也-建築のあたらしい大きさ 』展の垂れ幕が覆っていたのが少し残念!

白い壁と白いガラスで構成された内観は光に包まれて真っ白で浮遊感を感じる空間
現在開催中の石上純也展はこの空間に合わせて作られた建築模型!?インスタレーションですので多分他の展示場では開催不可能!?
建築家らしくスケールが記載さてた模型が主要展示ですが、やはりインスタレーションか現代アートの様相で浮遊する建築がテーマなのでしょうか?
最後の展示物 『雨を建てる』は殆ど立体的に視認出来ない!!言葉では言い尽くせない見えない展示物(視にくい作品)・・・そこが意図なのでしょう!!
興味の在る方は12月26日まで開催中なので是非観に行って下さい。

茶室前のアプローチの紅葉・・・来週以降が見頃では
美術館から車で10分程の所に位置する豊田市生涯学習センター逢妻交流館へと移動

今年プリツカー賞を獲得した妹島和世氏(先ほど観て来た石上純也氏の師匠)の作品です。ここ最近では観に行こうと思った作品のひとつです。
外観(外壁)は全てアールガラスで出来ている透明な建物!!

真っすぐな壁が全くない空間で、ガラスと円形の壁で構成されており内部は回遊出来るようになっています!!(諸室は全て円形)
先月末に酒田市美術館の横に同じ使用形態(生涯学習センター)の木造平屋の建物『出羽遊心館』を観ましたが、市民にとってはどちらの建物を望んだか?・・・いやいや町の宣伝の為には、少々の使いがっての悪さと内部のプアーな感覚も容認できるかな?
はっきり言って私の感覚ではこの建物はパビリオンです。町の情報発信基地としては最高の物でしょう?
その後、名古屋名物を求めて名古屋駅前に向かいました。

本当に目立つ建物!!東京のコクーンビル(丹下事務所作)に比べても良く出来ている。
元祖はロンドンの建物(スイス再保険会社本社屋)が蕾で花が開いた形態なのでしょうか?
日建設計にしてはかなり挑戦的(アクロバット)な建築でしょう。インパクトとランドマーク性は在ります。

スパイラルによる機能構成はさすがと思わせる部分が随所にあり、よく考えられた建築です。
一日で3つの全く違ったコンセプトで出来た建物を見学しお腹いっぱいで帰阪しました。
晩秋の今日この頃朝晩の冷込みには身が引き締まる・・・なかなか色づかない紅葉ですがゆっくりと季節は移り変わって来ています。
秋の建築旅行も最後は駆け足で紹介致します。

酒田市美術館は小高い丘の上に位置し借景に月山や鳥海山が見渡せるのですが、今回は曇り空で・・・天気の良い日はさぞかしきれいなのでしょう。

内外のディテールはさすがに鳥肌ものの様相で仕上げられています。
写真では理解出来ているものの実際に空間を体感しながら観て廻ると施工の技術力の高さには驚かされます。
酒田市を後に宿泊場所の蔵王の北側梺の青根温泉へと高速で雨の中飛ばして2時間・・・温泉につかり一日の疲れを落して・・・次の日は仙台へ直行

最初に訪れたのは菅野美術館です。 内外コールテン鋼によるものでエンボス状の鉄板を重ね合わせて歪みや座屈に対応させた見事な構造体!!
内部は真っ白に塗られ間仕切りも同じ材料で全て斜に施工され空間の連続性が強調され今回の一連の作品では一番小さな建物ですが、とても面白い空間で私は好感触を受けました。

8年ぶりの仙台メディアテーク今もなお多くの仙台市民が訪れ利用している様はなんだかんだと物議を読んだ建物ですが、市民に受け入れられ使用されている。公共建築名利に付きます。

最後に訪れた名取市文化会館こちらも日曜日なので多くの人が利用しており、大ホールではバレーのコンクール・中ホールは国際ピアノコンクールと地方都市の文化会館とは思えない内容にビックリ!!今回の山形・宮城両県の公共建築に共通する市民の為の箱物はやはり市民に愛され使用されてこその建築であると思いました。
ちなみに酒田市立美術館と仙台メディアテークは建築鑑賞が理由ならば内部の撮影も可能でした。
ここからが今回の山形県建築見学のメイン建物です。
先ずは谷口建築設計研究所(谷口吉生担当)の土門記念館

酒田市の南西部に位置する飯森山公園の中に最初に建てられた建築です。
調整池の畔に背景の飯森山を配慮した水平線を強調した低いファサードが抜群のプロポーション!!


右側のアプローチから中庭まで誘導されイサムノグチ作の土門さんが出迎える。
途中にエントランスがあるのですが全員が中庭まで直行・・・中庭を渡るブリッジは池を回遊する緑道の一部になっていました。
外部は御影石貼りと一部コンクリート打放し仕上で内部は殆どの壁がコンクリート小叩き仕上なのが意外でした。
内部は記念館でもありこじんまりとした空間です。
なんと行ってもロケーションの良さと中庭と池との繋がりそして裏山との関係性など場所を知り尽くした動線と配置には感銘致しました。

同じ設計者による体育館が反対側にありこちらは対照的な金属仕上で体育館でもあり少し大雑把感はありました。
体育館を後にして向かい側の丘の上の美術館(酒田市立美術館)へ