先日この本を編集していた方から頂きました。

本書の目的は、建築の設計と監理の正しい内容が社会の共通認識として、まだ明快に定着していないとの認識から若い建築家や法律家に実情を知って頂くためのバイブル的書籍です。
内容をおおまかに解説致しますと3っの項目に分かれています。
一つめは,建築主との関係
二つめは、工務店との関係
最後に制度(法律)との関係です。
最初の二つは言うまでもなく信頼関係の大事さです。中には、契約についてなど細かく書かれています。
一つ例を挙げると <建築家は、現場の職人に直接指示を出しては行けない。> などです。
私がここで書込みたい事は最後の制度(法律)についてです。法律と言っても建築基準法だけでなく、建築士法・民法・品格法(住宅品質確保法)などをの裁判など損害賠償についてです。
設計・監理上のトラブルが無ければ全く関わりの無い事かも知れません。ただ本当に知らなくて良いのか?
本書では執筆者が仕事の中で陥り易いトラブルを例に挙げながら建築家は、設計・監理という仕事の義務と責任そしてその範囲について解り易く書かれています。
これから建築家を目指す方は最低でも本書の内容くらいは知っておいて無駄ではないと思います。
何時も机の廻りには本が積み上げられている・・・当然建築関係の本に囲まれているのだが、今は伝記本が3冊表紙の本人の眼差しがいや目力の凄さに圧倒されている。
一人は世界中にこの人の死去というニュースが駆け巡るほどの時の人ステーブ・ジョブズ氏そしてもう一人は、アップルの自社ビルの設計者どもあるノーマンフォスター氏である。

内容については読んで頂ければいいのだが、この二人の偉業は今だけではなくこの先数十年後までも世界中に影響を及ぼすであろうと推測出来ます。
一人は、人の生活向上の為に
一人は、ワークスペースと公共空間の環境向上の為に
努力を惜しまず突き進んで生きている完璧主義者がこの二人であろう事は誰しもが理解できるでしょう。
昨日発売の MODERN LIVING に一昨年完成した『Sm』が掲載されました。

竣工後から取材依頼は何度か在りましたが、クライアントとの連絡に行き違いがあり今年の撮影となりました。
この建物は、ある意味自分自身として冒険をした建築です。 クライアントもデザイナーということもあり、完成迄にはお互いの意見の違いの擦り合わせに時間をかけデザインとは?から始まり建築と空間についてなど本当に主張をぶつけ合いました。
特に時間を要したのはプランとファサードデザインです。
プランでは基本計画から実施設計に入り数ヶ月後に2階へのアプローチに疑問が出たとの連絡!!2階の階段は見せるとの変更以来!!
その時点からもう一度2階と3階のプランの練り直しがはじまりました。 外観では、開口部の必要性と機能・・・採光や通風としての役割・・・そしてファサード(建物の顔)として見せ方・見え方!!
沢山の図面と模型により少しづつでも着実に完成へと導かれて行きました。

外観(ファサード)には開口部(窓)は無くコンクリートの基壇の上に居住スペースである真っ黒なキューブが存在するシンプルな構成。
通風と非常用進入を兼ねた開口は片開きドアをアルミスパンドレルで覆いアイポイントとしてデザインして、開口部としての存在を消している。
内部プランは、1階が駐車スペースとアトリエ2階がワンルーム形式で3階はロフト(予備室)です。
ワンルームの2階が生活スペースで昼の空間と夜の空間を演出した壁の色・・・広い吹抜け空間がその二つのを一つにまとめている。
元々デザインのスタートは、クライアントが揃えておられるカトリーヌ・メミの家具に合わせる空間を創ることとガレージハウスが端緒でした。