先週末に今年の事務所合同建築旅行に三浦半島と伊豆半島に出かけました。
初日の27日は台風と一緒に上京し一日暴風雨の中での旅になり、全員が頭から足先までずぶ濡れになりながらの移動で大変でした。 しかし、なんとか目的を達成すべく・・・目的地へと足を進めました。
最初の目的地 三浦半島の最端部観音崎公園内に位置する今年開館した横須賀美術館に向いました。

天候が良ければ房総半島が望め、浦賀水道にはたくさんの船舶が行き来していたでしょうが・・・塞ぐ物が何も無い岬では、まともに雨風を受け進むのも一苦労・・・傘が飛ばされないようにするのがやっとの体勢で美術館に到着したのが朝の10時過ぎでした。

ガラスに覆われた美術館に入りエントランスからブリッジを渡るとそこからが展示室の内部?・・・この建物の特徴を大きく分けて二つと思われます。
一つは、構成です昨今の近代美術館は企画展示室と常設展示室を有しその動線の分け方と配置に一番苦慮しています。この横須賀美術館は、中央に企画展示室その廻りに堀のような形体の常設展示ギャラリーが廻っている。

もう一つは、塩害対策として外壁と屋根の仕上を全てガラスとした外皮部分と鉄板で構成された内部仕上の内皮に分かれている点です。 内皮は美術品を保護する目的と大小の丸い開口をランダムに開ける事で内部の明るさを調整している。

面白いのは、内皮が鉄板で出来ているので絵画などはマグネットで壁に接着させている。
空間構成や殻に囲まれた柔らかな感じなど随所に面白い空間を体験出来ましたが、残念なのが常設展示ギャラリーが消防法及び建築基準法では、廊下(通路)と解釈されていた点ですね・・・それと展示内容に疑問が残る建物でした。
強いて言えば近代美術の彫刻などの展示に向いていると思いました。