昨日は、二つの大学施設を見学に行きました。
天候にも恵まれ桜はチラホラと咲き始め・・・二部咲きかな!

大学の正門から入りすぐ左側に見えて来たのがこの鋭利なコーナー部分
『多摩美術大学八王子キャンパス図書館』
昨年竣工したばかりの新しい施設です。八王子の丘陵地にキャンパスが在りその正門からすぐの所に位置していました。
正門から少しずつ傾斜を上がって行くと凹面のファサードが、何やら他の建物とは全然違う存在感が見て取れます。

特徴はなんと言っても構造形態で連続するアーチが内外を走り回る。シンボリックでいて近代建築的な要素は失われていない。
「さすが」と思わず口に出てしまいました。

内部に入るとその形態が全身に襲いかかる。・・・何来れ!!!・・・面白い!!!
不特定な大きさのアーチがカーブを描きながら連続し、床も外から繋がるように傾斜していて、奥に行く程天井高が低くなりパースペクティブな印象をより効果的にしている。まるで洞窟に迷い込んだようなドキドキ感も・・・
コンクリートとガラスの施工精度は、圧巻で・・・なかなか図面化は出来てもここまでの施工精度は望めないのが現状ですが、この建物はその部分を怠ると絶対にいけないという設計者の熱意が感じ取れる。
今回二つの建物を急遽見学に訪れたのは、今現在進行中のプロジェクトとの関係が大きいのです。
どちらの建物も構造形態をシステマチックな原理で進めていながら、まったく違った印象があり、出来上がった空間は知的でエレガントな物になっている。
また二つに共通する点は、システマチックでありながらグリッドがまったく感じないし意図していない点ですね。
但しどちらの建物も大変な施工側の努力が必要である事は確かですけど・・・!!!!!!!

2階に上がっても同じアーチの連続なんですが、天井高さがある分明るく感じ、1階の洞窟のイメージはなくなり快適な空間ボリュームになっている。
今現在ブロクに掲載する為に写真を見ていると、今回二つの建築は自分の目で見その場で感じる事は、写真にまったく現れない建物でした。 それほど五感で読み取る建築を久し振りに拝見しました。
空間を造るうえで絶対に必要なストラクチャーをどのようにシステマチックに、そして空間を損なわず一体のものとする事を思案中です。・・・難しい・・・